ユニバーサル・エンターテインメント、組織再編を計画

オカダマニラの親会社ユニバーサル・エンターテインメントは、「不適任と思われる個人」による悪影響からビジネスを守ることを目的としたグループ内の「組織再編」を計画している。この再編は、先週の金曜日にJASDAQに提出された書類において明らかとなった。

この実施にあたり、合同会社ABCはタイガー・リゾーツ・アジア、Aruze USA、UEテクノロジーズ等、ユニバーサルのカジノ関連ビジネスの直の親会社となった。合同会社ABCはユニバーサルの子会社でもあるワンダーグラフの子会社である。ユニバーサルは、今後ワンダーグラフから合同会社ABCを取得し、子会社化する予定でいる。

ユニバーサルは、この構造により、同社または親会社で不適任と思われる個人が重役を務めるような場合でも、カジノ関連のビジネスが継続して運営を行うことができるようになると話している。

前回の発表は、ユニバーサル・エンターテインメントがカジノ運営で使用する装置や機器の製造を行うために米国におけるライセンス購入を検討しているというニュースに続くものである。

ユニバーサルは、株主または同社の役員が調査対象となり、不適任の個人であると判定された場合でも、製造ライセンスを取得することで会社全体が悪影響を受けないようにすることができると話している。

今年初め、ユニバーサル・エンターテインメントは、特許権が侵害され、損害賠償を請求すべく岡田和生氏を民事および刑事訴訟するに踏み切った。(AGB)