ユニバーサル:オカダマニラ管理会社のIPOを求める、カジノ売上は上昇

ユニバーサル・エンターテインメントは、オカダマニラ(Okada Manila)の所有権を管理するタイガー・リゾーツ&エンターテイメント(Tiger Resorts & Entertainment)の株式市場への上場を2年以内に達成させる方針を明らかにした。

ユニバーサルは、第1四半期の業績見通しにおいて、上場によりタイガー・リゾーツの成長が加速され、知名度も上がることになると述べた。

オカダマニラは、2017年にマニラのエンターテイメントシティ地域で最大のIRとして開業した。

同リゾートは徐々に新しい施設を展開しており、ユニバーサルは今年第2四半期に、地元の顧客を対象としたスパなどの施設がある高級エリアのマハリカ・クラブ(Maharlika Club)をオープンすると発表した。

さらに多くのホテルの客室と小売業のアメニティもオープンする予定でいる。

第1四半期のカジノ事業の売上高は88億円、営業損失は1億7300万円を記録した。昨年度の第4四半期と比較して売上高は17億3千万円増加し、損失は5億5千万円減少した。

同社の発表ではオカダマニラでの売上高は引き続き増加しており、同リゾートはすでに毎月のEBITDA(金利・税金・償却前利益)では利益を上げている。

さらに現地の一般客層からのカジノ売上の安定した成長がみえる。

ユニバーサルは、エンターテイメントシティの市場は昨年より28%も成長し、さらに数年間は成長し続けると予測している。

第1四半期のホテル占有率は97%だった。

ジャンケット運営者であるサンシティ(Suncity)とタク・チュン(Tak Chun)は、同四半期後半で営業を開始し、当初の予定よりも遅れが出たにも関わらず、すでに成長に寄与し始めている。また、ジャンケットの追加により、VIP事業は今後も成長が見込まれている。

ユニバーサル全体として、当四半期の売上高は195億4千万円、営業損失は43億6千万円となった。同社は会計年度を12月31日に終了するように変更したため、前年度の比較は行われていない。

パチンコ・パチスロの売上高は101億7千万円、損失は8億72千万円であった。 (AGB)