「収益のエンジン」東京IR誘致の噂、再び

1月に小池百合子知事が旧築地市場のIR誘致を検討していないスタンスをとったにもかかわらず、築地かお台場のどっちかがひそかに誘致の対象となっていると考える者が少なくともいる。

その証拠としては、東京都港湾局がIR誘致の有力な候補地を評価する調査報告書をひそかに委託していたことを明らかにした日本共産党の赤旗新聞の記事である。

2015年に三菱総研により行われた調査はIR誘致候補地の3地区を調査し、お台場の青海地区にある10~30ヘクタールの未利用地が最適であるとした。しかし、23ヘクタールの築地市場跡地も有力であると評価された。

残りの品川・田町間の地区についてはIR開発に適していないという評価がでた。

また、報告書は大規模のMICE施設が建設されても、「収益のエンジン」のカジノ必要となることを指摘した。

正反対の思想を持つ産経新聞は、築地跡地の再開発の「稼ぎ頭」としてカジノ誘致が必要であると考える都政関係者がいることを記事で明らかにした。表現が異なるとはいえ、「稼ぎ頭」は2015年の「収益のエンジン」とは概念が同じである。(AGB Nippon)