アジア、莫大な投資によりカジノ供給過剰に直面する

ユニオン・ゲーミング(Union Gaming)の分析者は、アジアにおける約650億米ドル(約7兆1850億円)の新規カジノ開発を刺激するのに同地域の経済的成長が不十分であると警告している。

同社によると、新規開発の3分の2が既存の管轄で行われており、残りの3分の1が孤立した未開発地域の管轄(日本)となり、これからの5~6年間で機能することが見込まれている。

しかし、ユニオン・ゲーミング分析者のグラント・ゴバートセン氏(Grant Govertsen)は、この地域における経済的成長は今後の供給を正当化するのに不十分だと考えている。

ゴバートセン氏は「供給を正当化するのに必要となるEBITDA(金利・税金・償却前利益)とパイプラインの規模を比較すると、供給の規模が短期間にしては大きすぎると考えられる」と述べた。

ユニオン・ゲーミングの計算では、日本の除くアジアの国内総生産は2025年まで年間11%の成長をしなければ数字が合わない。しかし、同社は6.5%の成長率がより現実的であり、「やや意欲的かもしれない」とのこと。

供給過剰の場合、優れた経営と物的設備を持ったオペレーターが成功の鍵となるとユニオン・ゲーミングが語る。これは中国の成長に依存しているものにとって区報であるかもしれない。

ユニオン・ゲーミングは「主に中国の成長のおかげで、カジノオペレーターにとってアジアが信じられないほど寛大な環境である。今後、アジアのほとんどの市場においてはオペレーター成績の格差が著しくなることが見込まれ、最も有能なもののみが市場シェアを獲得できるでしょう」とさらに述べた。(AGB)