アルファスロット、オンラインとオフラインゲーミングの世界をつなぐ

ゲーミング業界ではオンラインとオフラインの「コンバージェンス(集合技術)」、「ブロックチェーン」、ならびに「ディスラプティブ技術」といった流行語を使い、次なる大きな革命を言い表そうとすることは珍しくない。しかしこれまで既存の秩序を打ち破ることに成功した企業はほとんどいない。

そうした技術の多くは、ゲーム業界で波を生み出すために用いられる新しい技術の一要素を取り入れたものである。例えばより幅広い開発者に向けて電子ゲーム機市場を開放するサーバーベースのゲームなどが挙げられるが、全体的なエコシステムの構築を計画しているプロジェクトは殆ど見当たらない。

現在、香港を拠点とし、トークンの先行販売中であるアルファスロット(Alphaslot)は、オンラインやオフラインの世界を繋ぐモデルを手に、マカオで最大級のゲーミングファミリーの関心を引いた。この会社の顧問には、カジノ界の巨匠、スタンレー・ホー氏(Stanley Ho)の子息であるマリオ・ホー氏(Mario Ho)、ギャラクシー・エンターテイメント(Galaxy Entertainment)のルイ家のネイサン・ルイ氏(Nathan Lui)、それに高名なジャンケット運営者、アルビン・チャウ氏(Alvin Chau)の子息であるパク・チャウ氏(Pak Chau)といった錚々たる人物が名を連ねている。

アルファスロットはブロックチェーンを介して、カジノのフロア、オンライン・ビデオゲーミングの世界、ならびに飲食および小売りの事業運営をリンクさせる計画を持っている。
同グループは、イーサリアム(Ethereum)システムを基盤にしたスロット(SLOT)トークンを採用することで、若い世代でのオンラインとオフラインゲームの関与を加速させ、高額な顧客ロイヤルティ・プログラムの必要性を抑えることができると考えている。

アルファスロット財団(Alphaslot Foundation)の國領城児氏は、「ブロックチェーンと暗号通貨の導入により、ゲームコンテンツ、ソーシャル交流、そして複数経済市場の統合など新たな可能性が生まれます」と指摘している。

「アルファスロットのプラットフォームプロジェクトの中核を形成しているのは、我々のエコシステムにおいて用いられているSLOTトークンという通貨です。このSLOTを導入することで、アルファスロット対応ゲームのプレーヤーにインセンティブを与えることはもちろん、ゲームでトークンを使用することにより特別なオプションを提供してゲーム体験の質を高めることができます。またSLOTトークンそのものを取引所で他のトークンと交換が可能であり、さらにゲーム以外のサービスとの引き換えにも利用することも視野に入れています。」と國領氏は語る。

プレーヤーは、アルファスロットがサポートするゲーミング機で遊ぶと、トークンをマイニングすることができる。

プレーに費やした金額と時間に応じてトークンが生み出されるため、プレーヤーとゲームの関与がさらに高まることにつながる。

このSLOTトークンは、アルファスロットのウォレットに保管することができる。

さらに、自宅でオンラインゲームを楽しむプレーヤーも引き続きトークンを稼ぐことができるため、彼らがカジノに再び戻ってきてプレーすることを促すインセンティブとなる。(AGB)