アーナルド・ホー氏、新しいIR「リスボエタ」の全容を明らかに

マカオ・テーマパーク&リゾーツ社(Macau Theme Park and Resorts = MTPR)は、これまで8年間にわたり温存してきた娯楽施設のプロジェクトを復活させることで、今後建設を計画している50億香港ドル(約720円)規模の統合型リゾート・コンセプトの全容を明らかにしたと地元メディアが報じている。

大物実業家であるスタンレー・ホー氏(Stanley Ho)の息子であり、このプロジェクトの責任者を務めるアーナルド・ホー・ヤウ・ヘン氏(Arnaldo Ho Yau Heng)は木曜日にメディアを通して発表する際、「リスボエタ」(Lisboeta)にはアジア初の都市向けジップライン、小売りスペース、屋内スカイダイビング設備などを兼ね備えた「家族向け」娯楽施設の導入を試みると語っている。

MTPR社はこれまで8年にわたりテーマパークの建設許可が下りるのを待ちながら、このプロジェクトのための土地を保有してきた。

しかし、開発者が土地を買い占めてそれらを使用しない状態で保持し続けるのを防ぐことを目的とした法律が導入されたことで、同社はテーマパークなしでプロジェクトに着手することを決めたのだった。アーナルド・ホー氏は、「私たちは、マカオに新しいテーマパークを建設する機会が与えられるよう今後も政府と交渉を続けて参ります」語り、将来的にテーマパークを建設できるよう引き続き政府に働きかけてゆくと意向を示した。

今回のプロジェクトを通して、マカオには新しいホテルのブランドが3つ誕生する。「リスボエタ・ホテル(Lisboeta Hotel)」、フランスの美容ブランドにインスパイアされた「メゾン・ロクシタン・ホテル(Maison L’Occitane Hotel)」、それに「ライン・フレンズ・カーサ・ダミーゴ(LINE Friends Casa d’Amigo)」。それらはいずれも12階建てのホテル・タワーの中に築かれることになる。

リスボエタは、2020年までにコタイ・ストリップで開業予定である。(AGB)