エーマックス、サンシティのホテル買収を否定

エーマックス・インターナショナル・ホールディングス(Amax)は、中国の新聞で、マカオを代表するジャンケット企業であるサンシティー・グループ(Suncity Group)がマカオ・タイパ島のベイジン・インペリアル・パレス・ホテルを買収したという報道を否定している。

以前はニュー・センチュリー・ホテルという名前で知られていたこのホテルは、すでに閉鎖された「ギリシャ神話カジノ」(Greek Mythology Casino)があったことでも知られている。

報道によると、サンシティの周焯華会長(Chau Cheok Wa)は、ホテルのライセンスを再申請し、不動産とカジノの両方を再開発する予定だったという。

この報道に関して、ギリシャ神話カジノの約25%の株式を保有するエーマックスは、「我が社はこの報道が真実ではないことを示したい。」と香港証券取引所への発表内で述べた。

エーマックスは、依然としてホテルの経営を担っているという。さらに、同社は、2018年5月17日に、周氏が保有するビクトリー・サクセス・ホールディングス(Victory Success Holdings)が、当該不動産を侵害したと判決を下したとの裁判命令マカオ司法裁判所の民事裁判官から受け取った。施設の明け渡しに対して5日間を与えることとなっていた。

「ギリシャ神話カジノの進退に関してはこの発表の時点で特に変化はなく、マカオ裁判所に対して、同社の会長兼CEOである呉文新(Ng Man Sun)を経営者とするための法的手続きはまだ進行中です。」とエーマックスは立場を表明している。

エーマックスは、ギリシャ神話カジノに関する法的紛争に長い期間苦しめられている。

ユニオン・ゲーミングによると、ベイジン・インペリアル・パレス・ホテルは何年も前から改装の必要性に迫られていたとし、カジノ閉鎖前にはローエンド(低層)のツアー事業に焦点を当てていた。同ホテルには約550の部屋があり、閉鎖前のカジノ内には80のテーブルがあった。(AGB)