コナミ・ゲーミング、スロット機器市場シェアを拡大

コナミ・ゲーミングのスロット機器市場シェアが継続的に大きくなるにつれて、同社は2018年度における5.2%の売上増と8.2%の収益増を報告した。売上高が312億円、収益が47億円となった。

コナミ・オーストラリアの社長である宮﨑光弘氏はAGB Nipponの独占インタビューでは「特にオーストラリアの市場において現在成長しています。軌道に乗っています」と語った。

宮﨑氏によると、コナミ内部の見積もりでは米国におけるスロット機器市場の出荷シェアが10~12%であり、アジア市場における設置シェアが約8%である。

コナミのグローバル・ゲーミング事業は二つの企業に分かれており、アメリカとヨーロッパのコンテンツを担当するラスベガス拠点のコナミ・ゲーミングと、オーストラリア、ニュージーランド、アジア、アフリカを担当するコナミ・オーストラリア。どちらが日本におけるスロット機器市場を担当するかはまだ不明であり、コナミ・ゲーミング・ジャパンがその役目を果たす可能性はあるが、現時点では同社に生産設備がない。

先週に開催されたグローバル・ゲーミング・エキスポ(Global Gaming Expo = G2E)にて、コナミが多数のゲーミング機器を展示し、中には去年リリースされたマルチステーションの競馬シミュレーター「Fortune Cup(フォーチュン・カップ)」がウィン・マカオ(Wynn Macau)、ウィン・パレス(Wynn Palace)と東南アジアのいくつかのカジノに設置されている。(AGB Nippon)