ドゥテルテ、新規カジノライセンス禁止に不動

ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、新規カジノライセンスの全面禁止に関して意見が変わらないと18日に大統領の代弁者が述べた。

フィリピンのアミューズメントとゲーミング管理公社の会長アンドレア・ドミンゴ氏(Andrea Domingo)との会議について問われたところ、大統領の代弁者であるサルバドール・パネロ氏(Salvador S. Panelo)は「大統領が正式な声明を発表することがない限り、意見が変わらないでしょう」と答えている。

ドミンゴ氏は、海外からの莫大な投資の機会を失う恐れを挙げて、ドゥテルテ大統領の新規カジノライセンスの全面禁止に対する緩和を期待していたことが先月にブルームバーグに報道された。

当時に行われたインタビューでは、ドミンゴ氏は大統領と会議を開き現在の包括的な禁止ではなく、選択的な禁止を実施するように大統領に要請するつもりでいると語った。

しかし、パネロ氏はこの会議のことを聞いていないと主張している。「聞いているのは、彼女が会議を望んでいる。それ以外の情報がない」とのこと。(AGB)