パグコアとケソン市長の激突が続く

フィリピンのアミューズメントとゲーミング管理公社(PAGCOR = パグコア)は再びケソン市の代理市長に反発し、同市で開発が進んでいる統合型リゾートの計画プロセスに代理市長がもっと積極的に関わるべきだったと批判した。

ソレア・リゾート&カジノ(Solaire Resort and Casino)を運営するブルームベリー・リゾーツ(Bloomberry Resorts)は、2019年半ばにマス向けリゾートの建設開始を目指している。

パグコアはフィリピンのカジノ免許の規制・発行を取り締まっているが、リゾートが位置される自治体の同意書(Letter of No Objection)が必要となる。同意書が1月10日に発行されたが、後から代理市長のジョイ・ベルモンテ氏(Joy Belmonte)は地元住民に対する入場料を課する規制条例を実施すると明らかにした。

パグコアは、ベルモンテ氏が代理議長のロデリック・ポーレート氏(Roderick Paulate)に同意書を渡したことを責任の放棄だと批判し「市長候補である代理市長がそこまでゲーミングを嫌うなら、なぜこの重要な市議会を主宰し、ゲーミングへの反対意見を表さなかった?」と訴えた。

管理公社がケソン市の当局を攻める声明を発表したのが2日間で2回目となる。月曜日にパグコアは、自治体が免許のあるカジノの規制を管轄していないため、地元住民のギャンブルに関する規制条例を実地する権利がないと注意した。(AGB)