メルコ、大阪を見送り、「横浜ファースト」方針を発表

メルコリゾーツ&エンターテイメント(Melco Resorts & Entertainment)は18日、大阪・夢洲の事業構想公募への参加を中止し、横浜のIR展開に注力すると発表した。

会長兼最高経営責任者のローレンス・ホー氏(Lawrence Ho)は声明で「『横浜ファースト』とは、優れた専門家と人材で構成する素晴らしいチームが、世界でも類を見ない最高のIRを横浜市に実現するために力を結集する計画です。このチームには、横浜の未来に貢献し、同市が国際的な観光地としてさらに発展していくことに寄与する活動を行うための十分な準備ができております。そしてメルコは横浜市およびその地域一帯にふさわしいパートナーとなるべく努力してまいります」と述べた。

メルコの声明は大阪に感謝を表しているが、メルコから夢洲に対する入札はないということをはっきりとしている。

メルコの行動は、大阪とのパートナーシップを見送りにしたラスベガス・サンズ(Las Vegas Sands)に続いているが、サンズの場合は東京と横浜に焦点を当てると伝えている。

二つの大手IR事業者が大阪を見送りにしたというのは、MGMリゾーツの大阪における立場が揺らぐ様子はないせいか、もしくはまだ明らかになっていない原因があるかもしれない。(AGB Nippon)