ラスベガスが本拠地のオペレーターら、2018年第3四半期好業績を発表

日本でのIRライセンス取得を狙うラスベガスに本拠地を置くオペレーターら4社は、7月から9月の間に好調な業績を記録した。

ラスベガス・サンズは純収益が33億7000万ドル(約3840億円)、純利益が6億9900万ドル(約796億円)と最高の収入と利益の両方がそろう結果となった。シンガポールのマカオとマリーナベイサンズのサンズの所有地がこれらの財務成績の主な要因となった。

MGMリゾーツも純収益が30億ドル(約3419億円)、および純利益1億7100万ドル(約194億円)とサンズからそう離れていない結果をたたき出している。ラスベガス・ストリップのリゾートでのカジノ収入および非カジノ収入の減少に加えMGMスプリングフィールドの開設費用があったため、マカオの業績は米国のそれを大きく上回った。

収益面で3番目にランキングはシーザース・エンターテインメントである。社長兼最高経営責任者であるマーク・フリッソーラ氏(Mark Frissora)が来年初めに退社する予定であるこの企業は純収益が21億9000万ドル(約2496億円)、また純利益1億1100万ドル(約126億円)を記録した。これらの結果はシーザースが財務的損失を被っていた2017年の同時期からの大きな転換であると言える。

最後にウィン・リゾーツは純収益17億1000万ドル(約1948億円)、純利益は2億2000万ドル(約251億円)と著しく増加したことを報告。サンズとMGM同様、最も高い利益はマカオから模様。ラスベガスでは前年度の収入が減少、そしてウィンはアンコール・ボストン・ハーバーの建設にも投資を行っている。9月30日よりウィンは2019年半ばの開業を目指し、総プロジェクト費用に18億3000万ドル(約2085億円)を費やしていると述べた。(AGB Nippon)