ラスベガス・サンズ、2018年Q4が予想を下回る

ラスベガス・サンズ(Las Vegas Sands)は、2018年のQ4にて期待に沿えない実績を報告し、株価を急落させた。純収益が2.5%増の34億8000万米ドル(約3812億円)となり、ウォールストリートの予想を下回る結果となった。

サンズは、税制改正営が主な要因として業損失の4000万米ドル(約43億円)と記録し、1回払いの7億2700万米ドル(約796億円)の所得税費用を計上した。2017年のQ4に純利益が14億米ドル(約1533億円)だった。

会長兼最高経営責任者のシェルドン・アデルソン氏(Sheldon Adelson)は、「マカオのすべての市場セグメントでの継続的な成長と記録的なマス収益に恩恵を受け続けている」と実績について述べている。サンズ・チャイナ(Sands China)の2018年Q4純収益が前年同期の20億6000万米ドル(約2257億円)に比べて22億5000万米ドル(約2465億円)の9%増となった。しかし、サンズ・チャイナの純利益が前年同期の5億1900万米ドル(約568億円)に比べて、2018年Q4に11%減の4億6500万米ドル(約509億円)に減少した。

マカオの調整後プロパティEBITDA(金利・税金・償却前利益)が前年比の7.7%増となり、7億8600万米ドル(約861億円)に達した。

シンガポールのマリナベイ・サンズ(Marina Bay Sands)は、ホテル、リテール、会議施設、マス向けゲーミングのセグメントで成長が見られ、調整後プロパティEBITDAの3億6200万米ドル(約396億円)となった。

ラスベガス・サンズの株価は、数時間で3%も急落したと報道されている。(AGB)