北海道知事、年内にIR誘致判断

これまでに苫小牧市におけるIR誘致に関してゆっくり見極めるスタンスを取ってきた鈴木直道知事は、IR誘致をするかしないか年内に判断することを初めてはっきりと伝えた。鈴木知事が2020年前半に判断を先送りと予想されていた。

鈴木知事は「国の動きなどを勘案すると本格的な申請プロセスに移行する」と説明した。

以前に、鈴木知事は市民の反応を視野に入れて誘致の是非を判断すると語り、道府のアンケートや市民との説明会・対話が主な決定要因になると示唆している。

苫小牧市の岩倉博文市長はIR誘致が前進するよう、市と市民の間に対話を設置するなど注力している。

また、IR誘致を進める岩倉市長は4月に市議会の2人会派が合流するよう説得し、賛成の与党会派が過半を初めて確保した。現時点では、定数28人の市議会にIR賛成派が16人、反対派8人、保留が4人。(AGB Nippon)