名古屋市長、三重県でのIRを提案し非難を受ける

名古屋のIRが実際に近隣の三重県桑名市に位置する可能性を示唆し、名古屋の河村たかし市長は批評を受けている。

25日の記者会見で、河村市長はIR入札の見解について話した。 名古屋市のIR入札の大きな障害の1つは、利用可能な土地が殆ど存在しないため建設予定地が中心的な問題なる。 河村市長は土地の問題を踏まえて3つの可能性を挙げたが、そのうちの1つでは伊勢湾沿いの大型アミューズメントパークであるナガシマスパーランドを提案した。しかしながら、ナガシマスパーランドが位置するのは名古屋市どころか愛知県でもない。

「ナガシマには今、年間1500万人が来ている。IR業者は2000~3000万人が来る施設を造ると言っているので、足すと3000万人以上。東京ディズニーリゾート並みになる。そういうチャンスがあるなら、市民のために検討しないといかん」と河村市長は述べた。

同じく愛知県内の常滑市で別のIR構造を描いているとされる愛知県の大村秀章知事は27日「他県他市の話を勝手に言うのはいかがなものか」とコメントし、さらに「非常に困惑されているようだ」と河村市長を批判した。

三重県の鈴木英敬知事も「候補に挙げられたこと自体、驚きをもって受け止めている… 県が積極的、主体的に取り組むスタンスではない」と断言した。

桑名市の伊藤徳宇市長は「驚いている。IRについて考えていなかったので、今後、地域への経済効果も含めて、調査研究をしていきたい」と驚きを表したが県知事ほど否定的なコメントではなかった。

河村市長は他にも名古屋市中心と名古屋港などをIRの候補地として調査している。(AGB Nippon)