和歌山、IRライセンスに地理的な近接性は関係なし

IRライセンスを与えられる3つの自治体が選定される際、大阪府との近接性が和歌山県の不利になることはないと政府が主張し続けていることが明らかになった。

名古屋で開催された説明会で「選定基準に地域の偏りは考慮されるのか」との問いかけに対して、「地域に偏りがでないようにという基準はない。国としては3つまでのIRを使うことで日本を国際観光先進国にすることが政策目標であり、その公共政策の目的に最も合致するものを選ぶ」と政府の役人が説明した。

大阪の夢洲との近接性が和歌山を有力なIRライセンス候補地として除外してしまうと考えるアナリストがいるものの、和歌山はその考え方を覆そうとし、関西圏で大阪と和歌山にそれぞれIRができれば相乗効果が生まれ、両方にも国にも恩恵をもたらすと主張している。

これまでは、大阪との近接性が和歌山にとって不利になることはないと政府が請け合ってきた。(AGB Nippon)