土地所有者、笠松競馬に圧力

チケット売り上げの急上昇に恵まれる一方で、地方競馬全国協会の15馬場の1つである岐阜県の笠松競場は土地の賃貸料の増加に直面している。

1935年に建てられた笠松競馬場の現在の土地は、約260人が所有。以前に起きた訴訟が原因で賃貸料の支払い額がチケットの販売に結びつく結果となった。

その当時チケット販売は低迷していたが、2012年にはより有力な日本中央競馬会のネットワークを使い地方競馬全国協会のチケットをインターネット購入できる新しいシステムが紹介された。

これにより2012年度の106億円から昨年の203億円へと笠松競馬場のチケット販売は大幅に増加。

しかし賃貸料の打開策により、予想外のチケット販売増加は2011年度には6300万円だった賃貸料を去年は4億3000万円までに引き上げた。

地方自治体に所属する笠松競馬経営陣は状況が制御不能になっていると主張し、土地所有者との賃貸借契約について再交渉を試みている。賃貸料の増加はチケット販売の潜在的な収益を圧迫しており、現在の老朽化した競馬場は再投資に必要な資金が不足している状態である。(AGB Nippon)