大阪市、夢洲への鉄道延伸200億円負担をIRコンソーシアムへ

大阪市は、未発達で人工島の夢洲への鉄道延伸費用200億円の負担をIRコンソーシアムに課す方針を固めた。夢洲は2025年国際博覧会の開催と同じ頃に主要都市IRの建設が期待されている。

大阪市の吉村洋文市長は、費用の負担を夢洲のIRライセンス取得を目指すIR事業者の選定条件とする可能性が高い。

大阪メトロ中央線の終点コスモスクエア駅からの延伸の全体的な費用が約540億円と見積もられ、地方自治体はその全額負担を納税者に課したくない模様。

現在、夢洲への鉄道延伸を検討している鉄道会社が2社ある。

2018年5月、JR西日本はJR桜島線を夢洲までの延伸の可能性を議題に乗せた。暫定的な見積費用は1700億円と計算された。

また、2017年11月に京阪ホールディングスの加藤好文社長が、同社の傘下にある中之島線を何らかの形で旧首都の京都と夢洲を直接繋げる鉄道延伸に意欲を見せているが、費用の見積は発表されていない。(AGB Nippon)