岩手競馬、筋肉増強剤問題未解決のまま再開

禁止薬物陽性馬5頭と筋肉増強剤スキャンダルの真相が迷宮入りとなっているにも関わらず、岩手県競馬組合(岩手競馬)は今週末にレースを再開した。

筋肉増強剤ボルデノンが検出された5頭目の競走馬が12月26日に発生して以来、レースが休止となっていた。しかし、今週末で「春競馬」として再開し、月末までの期間に計55レースが繰り広げられる。

スキャンダル再発生を阻止するためのセキュリティー強化対策が講じられたが、これまで検出された陽性馬5頭に対する真相究明が進まないため、再開に踏み切った岩手競馬に影が差している。(AGB Nippon)