岩沼市、IR支持の市長候補の選出が難航

宮城県の岩沼市議会は、昨年6月、IR入札の実行可能性調査の開始にあたっての決議案を可決したが、以降、実際的な進展はほぼ皆無の状態となっている。市長選挙が2週間後に迫っているものの、IR支持の立場を代表する候補者は、依然、現れていない。

現職の市長の菊地啓夫氏は、「東北への出入口」である仙台空港に隣接する小さな町のIR入札を支持しないという考えを去年8月の議会で言及してきた。

菊池市長は、現在、選挙に再立候補している。ところが、一部の人々が同氏のIRイニチアティブに対する否定的な見解を快く思っていないという事実にもかかわらず、同氏と選挙で対峙することとなる候補者は未だ挙がっていない。

現在、会議参加者は、菊池市長が今年6月10日の選挙で対立する候補者はいないと確信している。そのため、岩沼市は、事実上、IR入札を進めることはないと考えられている。(AGB Nippon)