牧之原市長、IR誘致を支持

牧之原市の杉本基久雄市長は、1月31日の定例記者会見で地元の企業団が提案IR誘致を支持することを表明し、静岡県の小さな市がIR誘致競争への参加を確認した。

「IR誘致はにぎわい創出の絶好の機会」とコメントをした杉本氏は、土地の低い価格、豊かな大自然、富士山の絶景などを牧之原市の強みとして挙げている。

候補地について、杉本氏は「静岡空港と御前崎港を結ぶ国道473号バイパス周辺の開発可能地を模索している」と述べている。このエリアの敷地面積は数十ヘクタールとされる。

杉本氏は2、3月に地域住民に対する説明会を開き、3月末までに県に正式に誘致の意向を伝える姿勢を見せている。

牧之原市のIR誘致が香港のゲット・ナイス・ホールディングス社(Get Nice Holdings Limited)と昭徳リナルド株式会社が率いるコンソーシアムと関係にあるのか、そして杉本氏が入札プロセスをその他のIR事業者に開放するかどうかは不明である。

ゲット・ナイス・ホールディングスは、香港証券取引所へ提出した報告にて「牧之原市統合型リゾート事業者選定委員会は、2018年10月3日に昭徳リナルド株式会社に確認書を正式に発行した。昭徳リナルド株式会社は、カジノ事業を含む牧之原市IR計画を日本国政府へ提出できる唯一の指名された候補者である」と主張している。(AGB Nippon)