SJM、2019年1月~3月期に16.5%の増益

SJMホールディングス(SJM Holdings)は、2019年の1月~3月期における収益がマス向け市場に牽引され16.5%増の8億5000万香港ドル(約120億円)となったことを報告した。

同期におけるVIPゲーミング総粗収益が19.4%減少の39億香港ドル(約550億円)、マス向け収益が7.9%増の62億香港ドル(約870億円)となった。純収益が0.7%増の87億香港ドル(約1220億円)に達した。

バーンスタイン・リサーチ(Bernstein Research)の分析者は業績が予想を上回ったと述べたが、SJMがマカオでの市場シェアを失いつつあり、市場全体のゲーミング総粗収益が前年同期の14.7%に対して14.1%まで落ちたことも指摘した。

SJMの最高経営責任者で副会長のアンブローズ・ソー氏(Ambrose So)は「マス向け事業の強化に注力したことが具体的にSJMの純収益と調整後EBITDA(金利・税金・償却前利益)に繋がり、大変うれしく思います。コタイのグランド・リスボア・パレスの竣工を目指しながらマカオでの事業強化に更なる努力をしていきたいと思っています」と語った。(AGB)