ローレンス・ホー氏、パッカー氏との再連携にオープンな姿勢

CNBCのクリスティン・タン氏(Christine Tan)とのインタビューの際、メルコリゾーツ会長兼CEOのローレンス・ホー氏(Lawrence Ho) は、機会があれば、オーストラリアのカジノ業界の巨匠ジェームス・パッカー氏(James Packer)と連携する可能性は十分にあると話した。

当時はメルコ・クラウン・エンターテイメント(Melco Crown Entertainment)であったメルコリゾーツとクラウン・リゾーツ間の連携は、クラウン側からの解消により2017年5月に終了した。

連携の終了について尋ねられた際、ホー氏は、連携の終了は建設的な形であったと述べていた。また、同氏は別のプロジェクトにおいてパッカー氏と再び連携する意思を示した。

「ジェームスは非常に良き親友です。我々はお互いを兄弟のように思っています。また、連携が終了した当時、ジェームスは自身のオーストラリア国内の案件に集中したいと考え、私は成長を続けたいと思っていた時期だったと思います。ですから、カジノ業界でよく見られるような連携の消滅とは違い、互いに満足のゆく形での非常に友好的なものでした。我々の連携の終了時、怒鳴り合うような争いはなく、ただ、お互いに満足のゆくものでした。正直言って、別のプロジェクトで再びジェームスと連携することは当然あり得ることだと思います」と話した。

中国でのクラウン・リゾーツの社員の有罪判決が連携終了に関係していたかどうかについて尋ねられた際、ホー氏は事の詳細を知らなかったものの、クラウンのダイベストメントに影響があった可能性があるとのコメントを残した。

「ジェームスの中国に対する見解の変化についてはよく分かりません。我々はマーケティングチームを別々に運営していましたから、彼のローカル運営チームとの間に何が起こったのかも知りません。ですが、何らかの影響はあったのでしょう。彼が投資を引き上げたのはメルコだけではありません。ハリウッドなどでも資産のダイベストメントを行い、負債の軽減や国内資産に取り組んでいたのです。」と付け加えた。(AGB)