カジノ従業員の立ち入り禁止実施、プライバシーが重要視される

日本では現地人に対するカジノ入場規制が話題になっているが、マカオではカジノ従業員に対する規制が話題になっている。

TDMニュースによると、MGMのCEOであるグラント・ボウイ氏(Grant Bowie)氏は、マカオでのカジノ運営者がカジノ雇用者による就業時間外のカジノ立ち入りを禁止するという新しい規則の実施にあたり、プライバシー問題の壁が立ちはだかることになると話しているという。

ボウイ氏は今年のトレイルハイカー(TrailHiker)イベントで演説を行った。ボウイ氏は、ゲーミング業界で働く人々を守るためのメカニズムは政府と運営者が共同で確立することが重要になると話した。

「この業界ではいくつかの協議が行われており、多様な意見が出ています。政府の意図は明らかに、ゲーミング産業に従事する従業員を守ることです。我々はこのプロセスを通じて進展を図る必要があります。これこそが、ゲーミング産業の雇用者を守るためのメカニズムなのです」と同氏は述べている。

「個人を特定できるという概念は、こうした個人の特定のプライバシーの侵害にあたるため、重大な問題となることでしょう。そのため、我々は政府と連携すべきことが多々あり、適用となる仕組みを理解する必要があります」とも話している。(AGB)