メルコCEO、日本への注目を強調

メルコ・リゾーツ&エンターテイメント(Melco Resorts and Entertainment)のCEOのローレンス・ホー氏(Lawrence Ho)は第2四半期の発表で、マカオを拠点とする同グループにとって日本の戦略的な重要性を再び主張した。

マカオとフィリピンでIRを所有し、キプロスでリゾートの開発を行っている同社にとって日本は注目の的となっていると話した。

「我々は、現在のところ日本が世界で最も魅力的な可能性を秘めているIRリゾートの開発地であると見ています」と、アナリストとの電話会議で述べた。

メルコは、日本でのプレミアム市場と実績に焦点を合わせた、ライセンス取得に努めていると話している。同氏は、来年または2020年には、入札の開始を想定していると加えた。

同グループの報告期間中の結果は、マカオのシティ・オブ・ドリームズ・マニラ(City of Dreams Manila)とアルティラ(Altira)のリゾートが好調をみせたが、シティ・オブ・ドリームズ・マカオ(City of Dreams Macau)とハリウッドをテーマとしているスタジオ・シティ(Studio City)の業績は追いついていなかった。

グループにおける会社の業績(特にシティ・オブ・ドリームズ・マカオとスタジオ・シティ)は、顧客が平均よりも高い勝率を出す現象が主な原因で、特にマス・マーケット部門においてこの傾向が見られたと話している。

ところが、メルコの重役は会議電話で、顧客が経験した幸運は、将来も再びプレイしに戻ってくる前兆となると楽観的に話していいた。

全体的な粗利益は12億3000万米ドル(約1366億万円)で、5%低下した。なお、これは会計方針の変更によることにも起因している。2017年の第2四半期では3億2950万米ドル(約366億万円)であった調整後のプロパティEBITDA(金利・税金・償却前利益)は、今年の第2四半期では予想を下回る3億5550万米ドル(約395億万円)であった。(AGB)