ユニバーサル・エンターテインメント、2018年前半の利益1725億円を発表

ユニバーサル・エンターテインメントは2018年1~6月期に1725億円の利益を報告。同社は去年の同時期には財務損失を報告していた。

ユニバーサルのパチンコ・パチスロの売上高は239億円、営業利益は10億円となった。報告によれば政府当局はパチンコ機の規制を強化。これが市場に影響を与えていると指摘しており、「新規則への移行による市場環境の不透明感なども加わり、パチンコホールは遊技機購入に慎重な姿勢を示しています。」 とのこと。

ユニバーサルのカジノ事業、つまりフィリピンのオカダマニラ(Okada Manila)は2018年上半期に純売上高216億円、さらに営業損失30億円を計上。

営業損失にもかかわらず、ユニバーサルはオカダマニラにの件に関しては楽観的であり、「フィリピン、マニラ・ベイ地区にて展開している統合型リゾート施設『Okada Manila』では、カジノを中心とした施設全体の売上高が着実に増加し、既に当四半期を通じたEBITDAはプラスに転じています。」と述べている。

さらに「売上拡大を牽引したのは、マス及びVIP向けカジノ部門であり、当初の予想を上回る実績となりました。マス向けカジノに関しては、施設来場者数が順調に伸び続けたこと、VIP向けカジノに関しては、大手ジャンケットが正式オープンし、本格的に稼働を開始したことが寄与しました。また、当第2四半期のホテル客室稼働率は98%と非常に高い水準となりました。」とも加えた。(AGB Nippon)