和歌山県、2017年インバウンド観光減少

日本全国で好景気が続く中、和歌山県は2017年に観光業が若干低下するという例外を見せた。

県庁は昨年和歌山を訪れた観光客は約3380万人だったと報告しているが、前年と比較すると観光客の数は約110万人(約3.3%)減少している。

和歌山県当局は減少の原因を2つあげている。まず、人気テレビドラマの影響で2016年には観光客が大幅に増えたものの、番組終了と共にその数も減少。また、2017年は週末の悪い天候が続き、屋外の自然を楽しむ目的の観光客を減らす結果となった。

外国人観光客も約50万5000人から48万人へとおよそ5%の減少を見せた。和歌山への外国人観光客は香港(22%)、中国(21%)、そして台湾(14%)からなどのアジア国が主だった。

和歌山県知事の仁坂吉伸氏は、和歌山県全体の観光促進の主な施策としてマリーナシティでの高級IR設立を強く提唱している。(AGB Nippon)