ユニバーサル・エンターテインメント、日本IR市場に向け行動開始

オカダマニラのオペレーター及びユニバーサル・エンターテインメントのユニットであるフィリピンに拠点を置くタイガーリゾート・レジャー&エンターテインメント(Tiger Resort Leisure & Entertainment)は、国内IR競争に参入する目的で東京に事務所を開設する予定。

ユニバーサル・エンターテインメントは岡田和生前会長の下、日本初のIR開設を望んでいたが昨年岡田氏を取り巻く不祥事の影響もあり、ユニバーサル・エンターテインメントが真剣に入札に取り組むのかどうかは不明となっていた。東京でタイガーリゾートの事務所が開設されたことがこの質問に対する肯定的な答えであるとされている。

東京の事務所は2009年10月にユニバーサル・エンターテインメントに入社して以来数回にわたり管理職に就いてきた竹内東司氏にまかされる。

ユニバーサル・エンターテインメントIR入札はオカダマニラ運営からくる経験とネットワークのみならず、日本の企業であるがゆえの利点をもたらすと思われる反面、再び企業の主導権を狙う創設者の岡田和生氏との厳しい法廷闘争に巻き込まれるという災難にも見舞われている。(AGB Nippon)