政策立案者がギャンブル依存症対策を論議

安倍内閣IR推進本部事務局次長であり、また日本IR産業確立に関連した具体的な政策の策定への強い影響力を持つエリート官僚の中川真氏は木曜日に東京にて開催された3時間に及ぶカナダのギャンブル依存症対策に関する公的政策立案について話し合うイベントに参加した。

中川氏以外での主要講演者にはオンタリオ・ロッタリー・ゲーミング公社の元役員であり現在はハードロック・インターナショナルのグローバル社会的責任の副社長のポール・ペリツァリ氏(Paul Pellizzari)と東京に拠点をおく一般社団法人RCPGの代表理事である西村直之氏の2名がおり、ペリツァリ氏はオンタリオでの何十年にも及ぶ経験から得た主な教訓のいくつかを日本の政策立案者に伝えた。

ペリツァリ氏が最も明確にしたのは依存症政策立案者らは政策の設計当初から具体的な目標を明確にする必要性と、また政府、運営会社、民間団体、機関を含むすべての利害関係者らが互いに緊密なコミュニケーションをとり、問題あるギャンブリングを抑止し緩和するための適切な役割を果たすことの2点である。

このイベントは2014年10月に日本のIR方針に関連する全業界および団体の結集を表明し設立された日本IR協会(JIRA)主催のもと開催され、日本IR協会の「第1回IR勉強会」に指定された。

細田博之氏、萩生田光一氏、また橋本聖子氏など与党の高位政治家による冒頭の挨拶はイベントの政界による強い支持を強調した。(AGB Nippon)