カジノ・オーストリア・インターナショナル、日本IR競争に参戦

カジノ・オーストリア・インターナショナル(CAI)は17社目の国際IRオペレーター、また2社のヨーロッパに本拠地を置く企業として日本における3つのIRライセンスのうちの1つの獲得を目指し、突如IR競争に参戦した。

11月5日に東京のオーストリア大使館にて行われた記者会見では、CAIは参戦の意を宣言しただけでなく日本支社を設立し、社長として林明男氏を採用したことを明らかにした。

CAIのキャンペーンはオーストリアのセバスティアン・クルツ首相(Sebastian Kurz)と経済産業大臣マルガレーテ・シュラムベェック氏(Margarete Schramböck)の支持を受け、準備よく開始された。

CAIは唯一の国有IRオペレーターとして日本でのライセンスを求めており、記者会見のコメントの多くは日墺関係150周年関連であることに言及していた。

またCAIジャパン社長の林明男氏はプロジェクトに関するいくつかの具体的な案を持っていることを示唆し、「日本の“安心・安全”な医療を併設した世界ではじめての医療モール併設IR施設を創ることができるのではないかと考えました。」と述べている。

CAIは1934年設立の親会社カジノ・オーストリアAGの国際拠点として1976年に設立された。設立されて以来、CAIは35カ国で事業を展開し、215のカジノやエンターテインメント施設を開設してきているとのこと。

日本IR競争における唯一のヨーロッパのライバルであるグループ・バリエール同様、CAIは世界でも最も厳しいカジノ規制制度の対応に慣れていることを強調している。(AGB Nippon)