MGSエンターテイメント・ショー、日本に注目

先週、マカオ・ゲーミング・ショー(MGS Entertainment Show)がマカオのベネチアン・エキスポ(Venetian Expo)で開催された。日本のIR市場に焦点を当て、イベントの2日目には特別なプレゼンテーションとパネルディスカッションが行われた。

プレゼンテーションは内閣審議官の秡川直也氏が行い、政府は「世界で最も厳格な規制」に焦点を当てていることを強調した。同氏は、競馬などのギャンブルは既に日本には存在するが、ギャンブル問題に対する措置はIRの議論が始まるまで大規模に進まなかったと述べた。「日本の管理委員会、現場において規定のインスペクションや監査を行うチームが含まれる」と祓川氏は説明した。

この点においてはマカオのゲーミング管理機関が行っているコンセプトに類似している。

日本のゲーミング会社も展示会場で存在感を示した。アルゼ・ゲーミングは、ルーレット・ホイールにプロジェクション・マッピングを備えた最新のルーレット電子テーブルゲームを中心に新商品を並べた。

ピクセル・カンパニーズ(Pixel Companyz)は、仮想通貨をカジノチップやカジノゲーム機のクレジットに交換できる新しいコンセプトのネビュラ(Nevula)を発表し、ディナーパーティーでは「コイン」を振舞った。

LTゲームズ(LT Games)は、バンダイナムコの人気の鉄拳シリーズIPをテーマにしたカジノゲームを展示した。

コナミゲーミング(Konami Gaming)、エンジェル・プレイング・カード(Angel Playing Cards)、日本金銭機械(JCM)もブースを構えていた。

日本の往年のポップアイドルである酒井紀子氏は、日本IRのパネルとディナー・パーティーに3年連続で出演した。

日本IRのパネルディスカッションには、博報堂の栗田晃氏、日本IR協会の中山彩子氏、PWCの寺田匡宏氏、EYの渡邉真砂世氏が参加し、今後の日本IRの意見を述べた。ゲーミング観点のパネルでは、アルゼ・ゲーミングの臼井孝裕氏とアルファスロットの國領城児氏がそれぞれのブランドを代表してディスカッションに参加した。(AGB Nippon)