岡田和生、タイガーリゾートの上場阻止を要請

岡田和生氏は、フィリピン証券取引所(Philippine Stock Exchange)に対して、オカダマニラを所有し運営するタイガーリゾート・アジア(Tiger Resort Asia)の裏口上場計画を阻止するよう求めた。

日本のユニバーサル・エンターテインメントの一部門であるタイガーリゾートは、9月にマニラで取引されているアジアベスト・グループ(Asiabest Group)の2億株の買収による上場計画を発表した。

岡田氏はこの発表直後に反対を表明した。同氏は2017年にユニバーサルの取締役会長としてに追放されて以降、同社との激しい法的争いが行われている。ユニバーサルは、岡田氏が2000万ドル(約217億円)を不正使用したと主張している。岡田氏は容疑を否定し、ユニバーサルの取締役会が会社支配権を掌握しようとしていると非難した。

地元フィリピンのメディアは、岡田氏の弁護士を務めるサルバドール・パオロ・パネロ・ジュニア氏(Salvador Paolo Panela Jr.)とキャスリーン・マティボ氏(Kathleen Mativo)がフィリピン証券取引所宛に1月11日付の緊急書簡を送ったと報じた。同弁護士らは、タイガーリゾートのディレクター陣が合法的に会社の代表として務め判断を行う立場でいるのかに関して大きな疑問があると主張した。

今月初め、フィリピンの裁判所は岡田氏の逮捕を命じている。(AGB)