メルコ、2018年10~12月期の業績が予想を上回る

メルコリゾーツ&エンターテインメント(Melco Resorts & Entertainment)は、2018年10~12月期にて全面的に予想を上回る業績を報告し、会長兼最高経営責任者のローレンス・ホー氏(Lawrence Ho)は、メルコが日本に焦点を当てていることを改めて強調した。

10~12月期で収益の5%増加で14億米ドル(約1550億円)となり、全面的なローリングチップとマス向けテーブルゲーム収益の増加が要因として挙げられている。純利益が1億2800万米ドル(約140億円)に伸びた。

ホー氏は「代表的で受賞歴のあるモーフィアス(Morpheus)のオープンとマカオのマス向けゲーミング市場の好調な成長のおかげで、メルコは苦しいマクロ環境の中でも記録的なプロパティEBITDA(金利・税金・償却前利益)を成し遂げた」と語った。

プロパティEBITDAが前年比の26%増となり、予想を10%上回る4億2500万米ドル(約470億円)に到達した。

「ここ一年間、マカオの6つゲーミングオペレーターのうち、メルコ株が最優良である」とバーンスタイン・リサーチ(Bernstein Research)が分析し「プレミアムマス向け市場での存在とシティ・オブ・ドリームズ(City of Dreams)の拡張と継続的改善を前提としてメルコ株の勢いは継続可能だと考える」とのこと。

決算説明カンファレンスコールでは、ホー氏は「我々の現地チームが積極的にステークホルダと話し合い、日本でいい基盤を築いていると思う。アジアのプレミアム市場への集中、高品質資産、世界的なエンターテインメント提供への献身、市場をリードする社会的保護手段と成功的なパートナーシップを何度も築き上げてきた経歴により、メルコはユニークな日本的タッチをもって統合リゾート開発のビジョンを日本が実現させるのに役立つ強力な立場にいる」と語った。(AGB)