サンズのゴールドスティーン氏:「日本に大きくコミットしている」

4月17日の決算説明カンファレンス・コールでは、ラスベガス・サンズ(Las Vegas Sands)の社長兼最高執行責任者であるロバート・ゴールドスティーン氏(Robert Goldstein)は、サンズの日本における活動について熱心な姿勢を見せた。

ゴールドスティーン氏は「我々は大きく日本にコミットしている。多数の客室数と大規模のリテールを予定している。人が思っているよりもはるかに充実したMICE施設も日本で展開することを考えている」と意気込みを語った。

「低コストなやり方を見つけて市場に飛び込むことはない。アデルソン会長のやり方はいつまでも規模が大事。壮大でデザインに牽引されたものだ」と付け加えた。

サンズは基本的にメディアの目を避けてきたが、ゴールドスティーン氏は「我々は注力している。コミットしている。日本で現地チームも構えている」と述べていることにより、サンズが実際に国内で活動していることが示唆される。

また、同氏は「大阪に完全にコミットしている」と具体的な場所を特定した。

ラスベガス・サンズの2019年1月~3月期の業績が予想を上回るものであり、マカオでの業績が特に良好とされている。

2019年の第1四半期における純収益が前年比1.9%増の37億米ドル(約4100億円)となった。その中、23億米ドル(約2600億円)がサンズ・チャイナ(Sands China)によって貢献されたものであり、同市場では前年比8%の成長である。(AGB Nippon)