バンダイナムコ、カジノ向けゲーミング市場参入に近づく

株式会社バンダイナムコアミューズメントは、ビデオビンゴマシンの共同開発とパチンコ・パチスロを中心とするゲーミング事業を設立したことにより、カジノ向けゲーミング市場と関係がより一層深くなっているとみられる。

今月、バンダイナムコはスペインのメトロニア社(Metronia)とイギリスを拠点とするクイクサント社(Quixant)と共同で開発したパックマンのビデオビンゴマシンを発表した。

また、バンダイナムコが「遊技機開発・販売」と「その他新規事業企画運営」を主要事業とするバンダイナムコ・セブンズという新事業を今月に設立したこともカジノ向けゲーミング市場参入の可能性を示唆する。

バンダイナムコは2016年にオーストラリアのアインズワース・ゲーム・テクノロジー(Ainsworth Game Technology)と連携を結び、バンダイナムコの初となるカジノ向けゲーミング機器「パックマン・ビデオスロット・ワイルド・エディション」を共同開発した。バンダイナムコはグラフィック、サウンド、演出などのソフト面を取り仕切り、アインズワースは筐体開発と製造を担当した。

その翌年の2017年にバンダイナムコはガンブリット・ゲーミング(Gamblit Gaming)と共同でマルチプレイヤー・カジノゲームのパックマン・バトル・カジノとパックマン・キャッシュ・チェースを開発した。

これがバンダイナムコの本格的なカジノ向けゲーミング機器市場の完全なる参入の前奏であるかどうかはまだ不透明である。(AGB Nippon)