フィッチ:日本は5600億~1兆円のゲーミング総粗収益を生み出す見込み

フィッチ・レーティングス(Fitch Ratings)によると、日本における三つのIRの建設地次第50~90億米ドル(約5600億~1兆円)のゲーミング総粗収益(GGR)を生み出すことが見込まれている。

フィッチの「オール・イン:グローバル・ゲーミング・ハンドブック(All In: Global Gaming Handbook)」では「日本の主要都市における大規模IRが一ヵ所ずつ30億米ドル(約3300億円)のゲーミング収益を生み出すと予想する」と述べた。地方にあるIRに関しては約12億米ドル(約1300億円)のゲーミング収益を予想しているそうだ。

地方のIR予想は、韓国の地方における唯一韓国人がギャンブルを楽しめる江原ランドとの比較に基づいたものである。フィッチは「多様化の推進、しっかりした規制枠組の中で需給状況のよい市場にてかなりの資産を持つことから、主要都市でのライセンスを取得した企業を評価する… しかし、莫大な資金を要する計画となるため、入札に勝った企業のクレジット・メトリックスと流動性が長い開発サイクルにおいて試される」と解説した。

また、フィッチは開発フェースにおいて計画の資金が完全に供給されていないため、入札に勝った企業の信用力を慎重に評価すると述べた。

MGMリゾーツ(MGM Resorts)などいくつかのオペレーターは共同事業に興味を示し、そのことにより資金調達の必要性が低下するとフィッチが付け加えた。(AGB)