シーザーズ、IR産業の技術改革を目指す

シーザーズ・エンターテインメントはネバダ大学ラスベガス校(University of Nevada Las Vegas = UNLV)とのパートナーシップを発表し、「ブラック・ファイア・イノベーション(Black Fire Innovation)」と名付けられる約4000平方メートルの技術ハブでは新たなゲーミングおよびホスピタリティーのコンセプトを共同開発する。

同施設は年末までにUNLVのハリー・リード・リサーチ&テクノロジー・パーク(Harry Reid Research & Technology Park)内の最先端研究施設内でオープンし、模擬のホテル部屋、スロットとテーブルを完備した模擬カジノフロア、講演や展示エリア、eスポーツ・アリーナ、VR施設などが設けられる。

ブロックチェーンや人工知能など新規技術の開発に加えて、建築学、美術や心理学を交えたコラボレーションなども視野に入れている。

「コラボレーションが促進される環境で最高の研究者とエキスパートを集め、ゲーミングやホスピタリティー界における前例のないイノベーションを加速させるつもりです」と語ったのはシーザーズ・エンターテインメントの上級副社長兼最高情報統括責任者のレス・オトレンギ氏(Les Ottolenghi)。「成長過程の学生、技術パートナー、そして地元コミュニティとこのテクノロジーハブで協力し創造力と企業家精神を成長させ、ブラック・ファイア・イノベーションは我々の産業の将来を動かす事を目的としています。」(AGB Nippon)