米国連邦政府、ハラスメントをめぐりインペリアル・パシフィックを起訴

インペリアル・パシフィック(Imperial Pacific)は、同社のハイローラー客が言葉によるハラスメントまた性的嫌がらせをしたとして、米国雇用機会均等委員会に訴えられている。

訴訟は北マリアナ諸島の米連邦地裁で起こされた。

委員会の訴訟によると、インペリアル・パシフィックは「女性従業員に性的嫌がらせ、そのほかの性的な差別行為、報復行為をさせたことが合衆国憲法に違反する」としている。

また、米国雇用機会均等委員会の現地法務官であるアンナ・Y・パーク氏(Anna Y. Park)は、労働環境が耐え難くなり、原告の解雇に至ったと主張している。

パーク氏は、法律が禁止する活動を行った従業員を解雇すると脅かしたり、無理に業務を増やしたり、被告は休憩時間を減らしたり、解雇したりしたと原告に違法な報復行為をさせたと発言した。臨時カジノ施設で務めた従業員はビキニを着て男性客と泳がせられ、何度も体を触られ、性的な言葉を言われ、客と性行為をするように圧力かけられたという。

パーク氏は「性的嫌がらせは今でも根強い問題である。雇用者は言葉によるまたは肉体的な性的嫌がらせ・虐待を許すような労働環境ではなく、差別・ハラスメントのない環境を実現することに心掛けるべき」だと述べた。

原告の女性は2016年にインペリアル・パシフィックを離職した。(AGB)