犯罪組織、W杯に向けて口座を確保

FIFAワールドカップ(W杯)開催のほんの数日前から、マレーシアの違法スポーツブックを運営する犯罪組織はベットを募り、かつマネーロンダリングを行うための個人銀行口座確保に奔走しているとオリエンタル・デイリー・ニュース(Oriental Daily News)は報じている。

口座ごとに1000リンギット(約2万8000円)の動きがあるとしている。

オリエンタル・デイリー・ニュースには、銀行が違法行為を摘発するために顧客口座の動きを厳密に監視するとの情報が流れた。

「一般の個人口座において、1日に数千リンギット(数万円)の取引が行われる可能性はあります。そのような金額での取引は毎日あるわけではありません。ですので、大きな金額の取引は疑惑を引き起こすのです。そのため、違法賭博組織は、70~100の銀行口座を保有し、捜査の目をくらましています。」と、とある情報筋は述べている。

このような犯罪組織の個人口座を利用したマネーロンダリングの動きは初めてではなく、W杯のための「報酬」を確保する動きであることがわかる。(AGB)