クレアベスト、投資資金6億7300万米ドルを所有

日本でのIRライセンスを目指しているカナダのクレアベスト・グループ(Clairvest Group)の最新の決算報告によると、同社は財務資金、信用機関、買収先の資金や払込前資本を通して約6億7300万米ドル(約727億円)の資金を所有していることが分かった。この数字は、最近の四半期に比べて多くなっている。

クレアベストは3月にイリノイ州のデスプレーンズ市にあるリバーズ・カジノ(Rivers Casino)の株式の売却を完了した。

5月に、クレアベストは自社のチリアン・ゲーミング・ホールディングス(Chilean Gaming Holdings)をサン・ドリームズの傘下へ合併する合意に入った。予定通り合併が発展すれば、スケールが大きくなった企業結合の年益が5億米ドル(約540億円)で、運営しているカジノがチリ11ヵ所、ペルー8ヵ所、アルゼンチン1ヵ所、コロンビアの1ヵ所である。この合意ではクレアベストが支配株主となるが、企業結合がチリの最も大きなカジノ事業者で中南米の最も大きな事業者の一つとなる。

クレベストの日本におけるIR入札活動は控えめであるが、AGB Nipponが問い合わせたところで「関心の高まりが変わらずで北海道に焦点を当てている。今まで多くの時間と努力を北海道にかけてきたが、これからもそこで活動していくつもり」と答えた。(AGB Nippon)