シーザーズ、日本のエンターテインメント市場をスカウト

シーザーズのエンターテインメント担当の会長であるジェイソン・ガストワース氏(Jason Gastwirth)は、AGB Nipponとの独占インタビューで日本のタレント事務所やその関連団体と初期段階の話し合いを行い、日本でのシーザーズIR劇場での上演の可能性を手に入れるべく協力をあおいでいることを明らかにした。

ガストワース氏は「我々の見方はエンターテインメント第一であるということだ」と述べている。

先週日本にて一連の企業会議に参加していたガストワース氏はシーザーズのエンターテイメントへのアプローチは劇場のスペースに重点を置く傾向があると説明。

ラスベガスやその他の会場ではセリーヌ・ディオン、マライア・キャリー、ジェニファー・ロペス、またグウェン・ステファニーなどのパフォーマーがシーザーズの「レジデンス・システム」(定期公演)に参加しており、これは一般的に約4000から5000人収容の小規模の劇場にて週に数回の頻度で最長約1ヶ月間公演を行うシステムである。このアレンジメントだとパフォーマーらが巨大な街を移動しながら巨大アリーナで上演を行うよりも親密で精巧な演奏を可能にする傾向がある。

ガストワース氏は「エンターテイメントこそ人をラスベガスへと旅立たせるもの」とし、シーザーズは真のリゾート地を構築するべく日本でも同様の効果を作り出したいと考えている。

音楽関連の上演以外にも日本のIR劇場をeスポーツやショーに使うことが可能。ガストワース氏「我々は未来を支えるべくプログラムとはいかようなものかを考えようとしている」とも語っていた。 (AGB Nippon)