日本金銭機械、技術パートナーと新規カジノ顧客を獲得

ゲーミング業界に金銭処理技術を提供する大阪の日本金銭機械(JCMグローバル)は、ドイツ企業との技術パートナーシップと、オープンを控えているカリフォルニア州のカジノに商品を提供するという2つの出来事を発表した。

1つ目はカジノテーブルの高速通過処理技術の獲得につながる日本金銭機械とCountR社と技パートナーシップ。契約によるとJCMがCountR社のTITOシステム(TITOとはTicket in・Ticket Outの略で、ゲーミング・システムに連携したチケット印刷機のことである)と共に自社の高速で高セキュリティー現金処理機を直接にテーブルへ供給する。

事業者にとってこの技術の連携はテーブルの稼働率と売上の向上に繋がり、プレイヤーにとってキャッシャー・ケージに並んでチップの現金交換をする必要がなくなると考えられる。

2つ目は、ハードロック・ホテル&カジノ(Hard Rock Hotel & Casino)のカリフォルニア州における初のラスベガス風カジノ「サクラメント・アット・ファイア・マウンテン(Sacramento at Fire Mountain)」が日本金銭機械の商品:ディジタルサイネージ、現金処理機、感熱プリンタ、管理システム、スマート納金機システム、フロアのクーポン発行システムなど幅広く導入することにした。

ハードロック・ホテル&カジノ・サクラメント社長のマーク・バーサ氏(Mark Birtha)は「この地域に私たちのユニークなブランドを届けて、本物のロックな体験を提供することが出来てとても興奮しています… その体験要素の一つは世界レベルの商品をお客様に直接届けることであるため、私たちのカジノで日本金銭機械の製品に役目を果たしてもらうことを嬉しく思っている」と述べた。

新規カジノには約1800台のスロット機とゲーミングテーブルが設置される予定。(AGB Nippon)