ギャラクシー、ボラカイ島に「うってつけ」のプロジェクトを語る

ギャラクシー・エンターテインメントはサウス・チャイナ・モーニング・ポスト紙(South China Morning Post)の取材に応え、計画されている統合型リゾート(IR)のプロジェクトは新たに生まれ変わったボラカイ島にとり「うってつけである」と語っている。

フィリピン共和国のロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、ボラカイ島にカジノを開設することは許さないとしてカジノを建設するプロジェクトを禁じたのだが、環境汚染の改善を目的に今まで強制的に閉鎖されていたボラカイ島は再び観光客に向けて開放された。

「私たちが思い描いている、小規模な一つの娯楽施設としてカジノを1つ構えただけの、あまり密集させず、環境に配慮しながらも高価値で高額の消費をしてくれる訪問客を引き寄せるというこのプロジェクトは、『新しく生まれ変わった』ボラカイ島にとりうってつけのプロジェクトだと確信しています」と木曜日に発行された同紙の夕刊で伝えている。

ギャラクシーは、このプロジェクトが「環境的に持続可能であり」、この島の観光産業を刺激し、経済的な利益と雇用の機会をもたらすと確信している。さらに、モナコ公国のソシエテ・デ・バン・ド・メール(Societe des Bains de Mer)と共同で日本国内にリゾートを建設するライセンスの取得を目指している。

サウス・チャイナ・モーニング・ポスト紙は、フィリピン共和国が来年度の観光客数の目標を10.8%増の820万人に設定しているとベルナデット・ロムロ=プヤット(Bernadette Romulo-Puyat)観光相が語ったと報じている。

またフィリピン政府は、中国からの観光客に対してはビザの発給にかかる時間を10日から5日に短縮することを検討しており、中国籍の人たちには到着時にビザの有効期間を延長することを可能にする用意があるという。

同観光相は、フィリピン商工会議所がフィリピン観光省に対し、中国人ビジネスパーソンを対象に到着時におけるビザの発給を許可するように要請したとも語った。

「彼ら(商工会議所)は、フィリピンにやってくるビジネスマンの身元を保証できるのなら、到着時にビザを発給できるように求めています」と同観光相は述べている。

「検討するので、文面で送ってくださいと彼らには伝えています。中国人の投資家なら、ビザの発給にそんなに長く待ってもらう理由などありませんので」と、同観光相は取材に答えている。

現在のところ、このサービスはパッケージツアーでやってくる中国人旅行客たちのみに適用されており、個人でやってくる旅行客には適用されていない。(AGB)