東京とフィリピン裁判所、岡田和生氏の訴えを拒否

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東京とフィリピン裁判所は、自身が創業したゲーミング事業を取り戻そうと戦っている岡田和生氏の訴えを拒否した。

東京高等裁判所は7月10日、岡田氏の息子の知裕氏と娘の裕美氏の間に結ばれた信託契約の無効の訴えを棄却する12ページの裁定を下した。信託契約により裕美氏の運営権が知裕氏に渡されている。

この裁定は、岡田氏がユニバーサル・エンターテインメントを保有する会社の運営権を取り戻す戦いが実質的に停止することになる。運営権を握ることが出来れば、オカダマニラを運営するタイガーリゾート・レジャー&エンターテインメント(Tiger Resort Leisure and Entertainment)も再び岡田氏に元に戻る。

裕実氏が持つ議決権の約10%を加えたことで知裕氏が約53%をコントロールしたことにより、父の和生氏を追放することが出来た。

東京高等裁判所は以前の裕美氏に対する裁定を無効かする法的な理由がないという。

一方、7月4日にフィリピンのパラニャーケ地方裁判所257支部は、タイガーリゾートから資金を横領した疑いがあるとする逮捕状の停止の訴えを却下した。(AGB)