ラスベガスのホテルおよびカジノに従事する数千人もの労働者が来月、賃金の引き上げ、雇用保障、セクシャルハラスメントの対応強化を求めてストライキに踏み切ることが濃厚になった。
5月末に、約50,000人の組織労働者の契約が切れることに伴い、前述の内容を導入した新たな契約の交渉が依然として実施中である。
今週火曜日に、約25,000人の料理人組合メンバーがストライキ承認の投票に参加し、投票の99パーセント相当がストライキ実施を支持している。
このストライキは6月1日以降に行われ、これによりラスベガス全体のカジノやホテルの運営に影響が及ぶことが予測されている。
ストライキに参加する労働者にはバーテンダー、客室アテンダント、接客係、料理人、厨房スタッフなどが含まれる。
前回ラスベガスでストライキが行われたのは1984年であり、67日間にも及んだため、ラスベガス全体に数100万ドル(数10億円)もの損害が生じた。
報道によると、今回のストライキではシーザース・パレス(Caesars Palace)、プラネット・ハリウッド(Planet Hollywood)、ベラージオ(Bellagio)、MGMグランド(MGM Grand)、エル・コルテス(El Cortez)に影響が及ぶことが予想されている。(AGB)