ニュージーランドの15件のカジノで顔認証技術の試用が開始されており、数週間後には追加的に6台のシステムを導入する予定であると地元メディアが報じている。
この顔認証技術は、カジノに入場する人々を監視し、カジノへの入場を禁止されている問題のあるギャンブラーに関するデータベースと照合し、各入場者の顔をチェックする。データベースに存在する人物の入場が確認されると、スタッフに警告が送られる仕組みになっている。
しかし、このシステムは高価であり、小規模施設では費用対効果が課題となる。 ラジオ・ニュージーランドによると、このシステムは、ゲーミング業界からの要請に応じてトルテック(Torutek)とコムズ・システムズ(COMs Systems)が4年の歳月をかけて開発したという。
コムズ・システムズのポール・アンドリュー氏(Paul Andrew)は、「非常に高価なシステムのため、原則的にはその技術を導入可能な会場にしか適さない。例えば、3・4台のマシンを持つカントリーパブにこのシステムを導入することは、適切ではないのです。」と語った。
顔認証技術のコストは2万〜3万ドル(約200万〜300万円)といわれている。(AGB)