MGMリゾーツとMGMグロース・プロパティーズ(MGM Growth Properties)は、8億5000万ドル(約872億円)でエンパイア・シティ・カジノ(Empire City Casino)の競馬場とカジノを買収し、高密度のニューヨーク市場へと進出すると述べた。
MGMグロース・プロパティーズはMGMから不動産を購入してMGMにリースバックし、MGMリゾーツがリゾートを運営するという。
MGMリゾーツの会長兼CEOのジェームス・ムーレン氏(Jim Murren)は、「エンパイア・シティ市場をMGMリゾーツのポートフォリオに加えられることを嬉しく思っています」と述べている。「この買収は、東海岸、特に高密度のニューヨーク地方に弊社のサービス拡大を行うことで、弊社の地位をさらに強化するうえでの素晴らしい機会です」と語った。
MGMは、株価が2億6000万ドル(約283億円)に上ることを想定していると話している。さらに、MGMリゾーツは、エンパイア・シティ市が2022年12月31日までにテーブルゲームのライセンスを取得した場合、さらに5000万米ドル(約54億円)の出資を行うことに同意している。MGMリゾーツは2024年12月31日までこのようなライセンスを受け入れるという。
エンパイア・シティ市はニューヨーク南部の総面積97エーカーの都市であり、約1600万人のギャンブル対象客にサービスを提供している。エンパイア・シティ市はマンハッタンのタイムズスクエアからわずか24キロという位置にある。ギャンブル、競馬、ダイニング、エンターテイメントが揃っている同市には5200台を超える最新のスロットマシンと電子テーブルゲーム、複数のレストラン、ライブおよび同時放送競馬を擁している。(AGB)