IR実施法案における野党との厳しい争いを前に、自民党は通常国会を7月22日までの32日間延長を決定。
自民党の二階俊博幹事長は「国民の皆さんに納得いただけるような成果が上がるように、全力を尽くして頑張ってまいりたい」と述べた。
通常国会が延長されたのは2015年以来初めてであり、IR法案の通過が決定の主な理由として挙げられている。
公明党代表の山口那津男氏は「野党による不信任決議案の乱発が審議の遅れにつながった」と野党を非難した。
野党の作戦が下院での通過に5日の遅れをもたらしたものの、山口氏は職務能力がないと公然と述べた同じ党内の唯一の閣僚である国土交通大臣の石井啓一氏の激しい批判に対し特に怒りを感じていたと思われる。
次なる立法措置は参議院での議論とされている。その機関を通過すれば、IR実施法案は法律として制定される。(AGB Nippon)