ゲーミング業界の権力者である岡田和生氏は、ユニバーサル・エンターテイメント(Universal Entertainment Corporation = UEC)の主張を、「偽りかつ悪意のあるもの」と主張し、岡田氏を貶めるものであると内容を否定した。
アルゼ・ゲーミングのプレスリリースでは、「岡田氏に対しては正式な訴訟はされておらず、UECによる主張は岡田氏の評判を意図的に貶める行為である」と発表されている。
「UECは香港の警察に岡田氏に対する何らかの動きをするように促すことには失敗したようであるが、その後、汚職に対抗する独立委員会(廉政公署:Independent Commission Against Corruption = ICAC)に虚偽の主張を行うために、UECの特別調査委員会報告書を利用しようとしている。 UECが岡田氏の逮捕を発表したそのスピードは、岡田氏への不信を主張する動きを反映したものであるといえる。」と述べた。
また同発表内で、岡田氏は従来の意味で「逮捕」されるのではなく、自身にかかる疑惑について説明をするために自主的にICACに連行を申し出ていたことも強調されている。
「香港では、米国、日本、フィリピンなど他の多くの国と比較して、逮捕の概念が特異的であることに留意したい。香港では、警察が調査の初期段階で個人を逮捕して事情聴取を行うことは日常的とされている。そのため、香港における逮捕は通常、調査に先んじて行われており、逮捕された個人が有罪であると確信があるとか、その個人に対して十分な証拠があるとか、必ずしも刑罰を科されることを意味するものではない。通常、逮捕には裁判官も裁判所も関与しておらず、逮捕に踏み切ることに特に理由は必要とされていない。」と説明している。
「UECは岡田氏を貶め一族の崩壊を企んでいる。実際には岡田氏に対する刑事告訴が提訴されておらず、調査によってその無実が明らかになるであろう。」とし、アルゼ・ゲーミングは岡田氏及びその一族に対し支援する姿勢をみせている。(AGB)