香川県高松市の大西秀人市長は収入の減少にもかかわらず、街の老朽化した競輪場は閉鎖するのではなく再建すべきだという考えを示した。
市長の声明は競輪場が保存されるべきだと勧告した有識者委員会の報告書を受け取った後に出された。
高松競輪場は1950年に開設さてており、構造が弱くなっているせいで今や耐震基準を満たすことが出来なくなっている状態である。構造の強化には公的資金約10億円の注入が必要であると推定されている。
競輪場でのチケット販売は1991年のピーク時と比べ70%以上減少しており、前年度はわずか128億円にとどまった。
有識者委員会はそれでも競輪場は地元の経済にとって重要であるとし、レストランやトイレ施設を改善し家族連れも対象にする必要性も考慮しながらの再建を推奨。
現在、日本には合計43箇所の競輪場が存在している。(AGB Nippon)